トップアスリートとともに楽しむ！小中学生向けにマルチスポーツ体験イベントを開催

2025.10.31

2025年8月25日、南長崎スポーツセンターで「DESCENTE×豊島区ホームタウンチーム マルチスポーツ体験イベント」が開催されました。小学生・中学生の部に分かれて、それぞれ3種のスポーツに挑戦。講師を務めたのは、株式会社デサントの契約アスリートや豊島区ホームタウンチームの選手たちです。

とりわけ注目を集めたのが、水泳体験。ロンドンオリンピック競泳銀メダリストの鈴木聡美選手が指導にあたりました。世界の舞台で活躍する鈴木選手を前に、子どもたちは少し緊張しながらも、楽しく水に親しんでいました。
レッスンのテーマは「水泳の基本」。壁を蹴って体を浮かせて進む姿勢づくりや、ハンドストロークのコツを丁寧にレクチャー。鈴木選手もプールに入り、一人ひとりに合わせて細かなポイントを伝えていました。
最後には、鈴木選手による全力の平泳ぎを披露。圧倒的なスピードと迫力に、子どもたちはもちろん、見守る保護者からも思わずどよめきが起こりました。

ダンスとバスケットボールの体験では、豊島区ホームタウンチーム「CHANGE RAPTURES」、「IKEBUKURO DROPS」の選手が講師を担当。ダンスの振り付けには、この日子どもたちが体験したバレーボール・水泳・バスケの動作が取り入れられ、「マルチスポーツ」のつながりを楽しめる内容でした。

スポーツ体験のほかに、筑波大学でマルチスポーツ研究に取り組む大山教授らによるトークショーも開かれました。複数種目に触れる価値に関する様々な実例を交えたお話に、真剣に聞き入る子どもたち。鈴木聡美選手も登壇し、水泳と他種目のつながりについても話が盛り上がりました。

鈴木選手は、この日の手応えを次のように語りました。
鈴木聡美選手「泳ぎが得意な子はもっと上手くなろうと、苦手な子も自分なりに一生懸命取り組んでくれた姿が印象的でした。水泳って陸上と比べて動きづらさがあったり、全身を使う難しさがあったりします。それでも『自分にはできない』っていう固定概念を取り払ってもらいたい、と思って指導にあたりました。すぐにできなくても、練習すれば少しずつできるようになっていく。それが伝わっていればいいなと思います。」

今回のイベントは、チームとしま参加企業である株式会社デサント・豊島区・ホームタウンチームの連携により実現。当日の運営には株式会社MoveXにもご協力いただき、まさにチームとしまの連携が形になった企画といえます。
今後も、企業やホームタウンチームとの協働を深め、子どもたちに豊かなスポーツ体験を届ける取り組みを続けていきます。