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トップアスリートから学べるマルチスポーツ体験 「Team DESCENTE スペシャルイベント」

2024.09.13

豊島区の中学生が集まり、トップアスリートの指導のもと複数のスポーツを体験する「Team DESCENTE スペシャルイベント」が2024年8月26日、南長崎スポーツセンターにて開催されました。1つのスポーツだけに専念し続けるのではなく、複数のスポーツを経験する“マルチスポーツ”を行うことは、運動スキルの向上やけがの防止などさまざまなメリットがあります。今回のイベントにはバレーボール日本代表の甲斐優斗選手、水泳日本代表の本多灯選手、ブレイキン日本代表強化選手のYUINA選手がそれぞれのスポーツの講師として参加。イベントの最後にはマルチスポーツをテーマにトークショーが開催されるなど、盛りだくさんの一日となりました。

バレーボール体験では、甲斐選手がスパイク、レシーブ、サーブなど様々な動きのコツを伝授。子どもたちはアドバイスをすぐに実践し、練習の中でどんどん吸収していきました。
一連のワークを終えたところで、実際に甲斐選手が打った球のレシーブに挑戦することに。子どもたちはトップアスリートの強烈なスパイクに目を輝かせ、全力で挑みました。体験の最後には「身長は何cmですか?」「ジャンプ力を上げるコツは?」など、甲斐選手への質問が飛び交いました。

水泳体験では、本多選手の専門であるバタフライを中心に練習が行われました。コツを説明する際に「魚のように」というフレーズを口にしていた本多選手。お手本として見せた泳ぎはとてもダイナミックで迫力があり、それでいてしなやかな動きでした。その後、子どもたちは肘が下がらないように犬かきをしたり、体がプールの底と平行になるようにビート板を使って泳いだりと、意識すべきポイントに沿ったトレーニングを体験しました。本多選手は息継ぎのアドバイスや声かけを積極的に行い、最後には子どもたちも一生懸命バタフライに挑戦していました。

最後はブレイキン体験。はじめにYUINA選手が勢いあるパフォーマンスを披露しました。続いて、子どもたちにもクロスステップと呼ばれる立った状態でのステップから、決め技であるチェアーまで、動きを1つ1つレクチャー。頭と手で三転倒立をするチェアーはバランスをとることが難しい技ですが、YUINA選手の熱心なアドバイスのもと成功している子どもの姿も見られました。最後には習ったムーブを音楽に合わせてみんなでパフォーマンスを行いました。

一通りの体験が終わった後は、マルチスポーツを研究されている帝京大学大山高准教授による司会のもと、甲斐選手・本多選手に加え、バレーボール日本代表の石川祐希選手がオンラインで登壇し、トークショーが行われました。本イベントのテーマである“マルチスポーツ”に沿って、他のスポーツの経験や普段のトレーニングの仕方、体の鍛え方のバランスなどについてプロアスリートの視点からお話を聞くことができる機会になりました。

豊島区を後援に、主催の株式会社デサントと運営の株式会社Xcountryによって実施された本イベント。高際みゆき区長も視察に訪れ、選手と言葉を交わしながら「このような機会を増やすことで豊島区の子どもたちにスポーツのおもしろさを実感してもらえれば」と期待を込めました。

豊島区では、令和6年9月から、豊島区中学校の生徒が参加できる「としま地域クラブ」の中で、半年間で複数の種目(ブレイキン、パルクール、陸上)を学べる「マルチスポーツ」を実施します。
今後も、チームとしまを通した企業連携によって、豊島区らしいスポーツ体験の機会を創出していきます。

株式会社デサント

「すべての人々に、スポーツを遊ぶ楽しさを」という企業理念のもと、スポーツウェア、シューズなどの製造・販売のほか、スポーツイベントなどを開催しています。豊島区の子どもたちに身体を動かす楽しさとスポーツの魅力を伝えることを目指して取り組みを進めていきます。

豊島区シティプロモーション課

人々が誇りや愛着を抱く"まちづくり"を目標に活動しています。今後も、区民の皆さまやチームとしまを通じて関わるさまざまな企業・団体の方々がもっととしまのことが好きになるような活動を行っていきます。