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区内小学校でSDGs出前授業を開催。 身近な「環境」を考える

2024.06.10

豊島区は2020年に『SDGs未来都市』・『自治体SDGsモデル事業』の選定を受け、持続可能なまちづくりのためのさまざまな取り組みを進めてきました。そのなかの1つが、「SDGsアイデアコンテスト/国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」。次世代を担う子どもたちが、SDGsを切り口にとしまの未来図を描くイベントです。

子どもたちにより積極的にアイデアコンテストに参加してもらえるよう、SDGsに関連するいくつかのテーマで出前授業を実施。「環境」をテーマに出前授業を開催した際には、人とみどりの豊かなまちづくりを目指す西武造園株式会社と連携し、子どもたちに身の回りの環境を考えるきっかけを提供しました。

西武造園株式会社では、国営昭和記念公園(東京都立川市)などを舞台に、子どもたちに地球の環境や自然の大切さを学んでもらう環境教育プログラム「富良野自然塾東京校」の取り組みを行っています。
今回はその専属インストラクター・前杉昌枝さんを講師に招き、子どもたちと一緒に普段耳にする「環境とは何か」から紐解き、授業を通して考えました。

地球という環境(わっか)のなかで生きていくうえで欠かせない5つの要素。それが空気・水・土・植物・微生物です。これらが循環し続ける環境があるからこそ、生物たちは生きることができます。一方、地球の環境問題というのは、汚染や破壊を受けてこれらの素晴らしい循環が乱されることを指します。子どもたちはワークを通じて、自分たちの考えをチームごとに共有しながら理解を深めました。出前授業終了後、「自分たちが地球の環境を守っていかないといけないと思いました」といった感想などが聞かれ、子どもたちの変化のきっかけになりました。

西武造園株式会社 「大人が『答え』を押し付けるのではなく、こどもたちが自分で『気づき』、当事者意識を持つことが大切だと考えています」

企業による出前授業は子どもたち、教員からも好評。子どもたちが自由に想像し考えるうえでのヒントを提供することが、としまのまちの持続可能なまちづくりにつながっていきます。

西武造園株式会社

西武グループの造園・緑地事業専門会社として豊島区に拠点を置き、公共施設の工事や植物維持管理に携わるとともに、公園や教育機関での講座やイベント企画・開催など、子どもから大人まで幅広い世代に向けた環境教育を実施しています。

豊島区政策経営部SDGs未来都市推進課

豊島区では、2022年より「住み続けたくなる未来の豊島区」をテーマに「SDGsアイデアコンテスト/国連を支える世界こども未来会議 in TOSHIMA」を開催。次世代を担う子どもたちが豊島区の未来について考えるためのきっかけづくりを行っています。

西武造園株式会社:環境教育プログラム~地球の環境問題を学ぶ~

『富良野自然塾東京校』とは、国営昭和記念公園(東京都立川市)内に設置されたコースを使って体験できる環境教育プログラムです。過去に起きた地球の壮大な物語と生物の進化についてドラマチックに解説し、五感を使って地球の環境問題について楽しく学べる内容となっています。